今、見るべきライブ②「ムシケ」

個人的な意見で偉そうになってしまったり語弊があったりするかもしれませんが、僕が思う「今、見るべきライブをするアーティスト」を書いておきますので良かったらライブを見に行ってみてください。

 

前回の『あっこゴリラ』に続き、2組目は『ムシケ』です。

5月に大阪でツーマンライブをした時に初めてライブを見ました。

この日、僕は1人で大阪江坂に降り立った。

江坂は初めての町だった。

公園を過ぎた辺りにどこか懐かしい佇まいとギラギラしたネオンが入り交じるビルがあり、その地下にこの日の会場Pinefarmがあった。

僕は目の前のコンビニでプレミアムモルツ(缶ビール)を飲みながら緊張を少し飛ばした。

 

本当はスーパードライが飲みたかったが、先輩が言ってた言葉を思い出した。

「もうお前は誰かの憧れなのかもしれないから、夢を見せる側かもしれないから、人目につく所では見栄を張っても出来るだけ高い酒を飲む様にしろ」と。

 

そもそも、僕は会社で働いている時点で夢を見せれていないのではないか。

がっかりさせているのではないか。

アルバムを15作品リリースしても音楽だけでは生活出来ないのかって思われるんじゃないか。

 

遠征のライブで消費する有給休暇残日数を眺め、上司や同僚に業務を引き継ぎお休みをもらう。

 

いや、今日はツーマンライブだからそんな事は考えずに行こう。

そう自分に言い聞かせ、残ったビールを飲みほした。

 

心細くライブハウスのドアを開けると陽気なマスターと好青年がいた。

 

この好青年がムシケだ。

 

先に僕がライブを1時間行い、奥の方でビールを飲みながらムシケのライブを見ていた。

 

その結果、たくさんあるポイントの中、特に特筆すべきポイントを2つ偉そうに紹介します!

 

 

ポイント1:滑舌の良さ。

ライブもさることながら驚いたのは曲間のトークの滑舌の良さだった。

生き生きしているというか、空気を切り刻む様な透き通る滑舌を聴いた時に、もしかしたら今日、僕は喰われるかもしれないと思った。

 

「噛め!」と願った。

 

しかし、大量の言葉を発しながら全然噛まない。

 

すごい噛まない。

 

 

ポイント2:会場の空気を掴む。

ポイント1で挙げた滑舌で会場に沿った事を言って空気を掴むのがとてもうまい。

言葉1つ2つで会場の空気を掴めなくても、体が全部掴みにかかっているから勢いが衰えない。

 

 

 

有給休暇残日数の事なんて考えている場合じゃなかった。

自分は15年前の自分の憧れである事を忘れていた。

何だか悔しかった。